【アイオワ州デモイン25日(日本時間26日)発】WWEのスマックダウン大会が行われ、中邑真輔(37)の一軍デビュー戦はまたもやお預けとなった。

 中邑が大会冒頭でインタビューを受けていると、遺恨深まるドルフ・ジグラー(36)が乱入。司会者のマイクを取り上げて勝手に進行を始め「ナカムラの正体はインディアナ州出身のマイケル君だ。価値のない、過大評価されているだけの単なるフリークだよ」などと訳の分からない因縁をつけて小バカにした。

 さすがに怒った中邑はマイクを奪い「お前、何のつもりだ?」。続けてゆっくりと日本語で「ドルフ・ジグラーは確かにいいレスラーだ。でもなあ、マジでお前は、ジャックアス(間抜け)!」と吐き捨てた。

 直後にジグラーはボディーに蹴りを放つが、中邑はリバースパワースラムで反撃。たぎりにたぎってキンシャサ・ニー・ストライク(ボマイェ)を狙うも、寸前でジグラーは逃亡してしまった。さすがにもう試合をしてほしい気もするが…中邑が元世界ヘビー級王者のジグラーを追い詰めているのも事実。一軍デビュー戦ではド派手な勝利を飾ってくれそうだ。