【ニューヨーク州ブルックリン20日(日本時間21日)発】WWEのロウ大会で“怪人”ジ・アンダーテイカーがまさかの醜態をさらした。

 テイカーは祭典「レッスルマニア33」(4月2日、フロリダ州オーランド)でエースのローマン・レインズ(31)と激突する。レインズはこの日、抗争中のブラウン・ストローマン(33)と対戦。またもや好勝負となるも、試合中に鐘の音が鳴り響き場内が暗転するやテイカーが登場し、いきなりストローマンをチョークスラムで叩きつけた。しかし一瞬のスキを見せたテイカーに、レインズがズバリのタイミングでスピアーをブチ込んだ。怪人はダウン。大の字で天井を仰いだ。裁定はストローマンの反則勝ちだが、そんなことはどうでもいい。

 レインズが「ここは俺のリングだ!」と吐き捨てて去ると、テイカーはムクリと起きて「首切りポーズ」で報復を誓ったが、ここまで完全なダウンを喫した例はあまりない。祭典で“世代交代”が起きる可能性も十分出てきた。

 また、先週の大会で極悪権力者のトリプルH(47)に反旗を翻したミック・フォーリーGM(51)が、権力者夫人のステファニー・マクマホン(40)に解雇を通告され、会場を去った。今後の動向はまったく予想がつかない。