【テキサス州ラレド30日(日本時間31日)発】WWEのロウ大会に元NXT王者のサモア・ジョー(37)が電撃登場。悪の権力者トリプルH(47)と結託して、セス・ロリンズ(30)との抗争が始まった。

 ロリンズは昨年8月のWWEユニバーサル王座決定戦でトリプルHの策略により、ケビン・オーエンズ(32)に王座を奪われた。以来、権力者に恨みを募らせており、28日のNXT「テイクオーバー」にも乱入。直談判を求めたが、警備員に追い出されたばかりだった。この日は妻のステファニー・マクマホン(40)に対し「失うものは何もない。お前の夫に会うためなら、自宅だろうが重役室だろうが、どこでも襲ってやる!」と“ストーカー宣言”を放った。

 ここでトリプルHが登場。大歓声を背に「お前は俺の創造物だ。世界王座も与えたのに、プレッシャーに耐えられず王座を返上した。暗殺者に戻らないようにガマンを重ねてきたがもう限界だ。真の破壊者はここにいる!」とロリンズの挑発を堂々受け止めた。

 権力者に突進するロリンズ。これをタックルで制止したのが、NXTで中邑真輔(36)のライバルだったジョーだったから驚きだ。さらにジョーは豪快なセントーン3連打。トリプルHは大の字のロリンズをあざ笑って引き揚げた。一軍昇格を果たしたジョーが、いきなりロウに嵐を呼び込みそうだ。