【ミシガン州デトロイト20日(日本時間21日)発】WWEのスマックダウン大会で“狂犬”ディーン・アンブロス(31)が四面楚歌となった。

 アンブロスはこの日、先週のWWE世界王座次期挑戦者決定4WAY戦で3カウントを奪ったワイアット一家のルーク・ハーパー(37)との遺恨決着戦に臨んだ。ハーパーはセコンドとしてブレイ・ワイアットとランディ・オートンを帯同。ところが狂犬は肩透かしを食らわすようにラ・マヒストラルで3カウントを奪う。すると直後に教祖と毒蛇が乱入。アンブロスはオートンのRKOで大の字にされた。

 怪奇一家に狙われただけでも災難だが、その後はこれまた先週の4WAY戦でアンブロスにフォールを奪われたザ・ミズが登場。スカルクラッシングフィナーレ(フルネルソン式顔面砕き)で狂犬をKOしてしまう。WWE世界王者のAJスタイルズ(39)と抗争を続けるアンブロスだが、気がつけば周囲は敵ばかり。今後も厳しい集中砲火を浴びそうだ。

 また年内最後のスマックダウン大会(27日)で予定されていたAJ対ドルフ・ジグラー(36)のWWE世界王座戦は、バロン・コービン(32)を加えた3WAY戦で行われることが緊急決定した。