【ペンシルベニア州ピッツバーグ18日(日本時間19日)発】WWE・ロウのPPV大会「ロードブロック」でWWEユニバーサル王者ケビン・オーエンズ(32)が「ジェリKO」の絆で何とか防衛に成功した。

 王者は盟友クリス・ジェリコ(46)とコンビ「ジェリKO」を組んでベルトを守ってきたが、このところその関係はギクシャクするばかり。この日もコンビの仲を修復しようと、ジェリコとセス・ロリンズ(30)の一騎打ちに介入し、盟友のためロリンズをかく乱した。ところがこの行為が裏目に出て、ジェリコはフォール負け…。2人にさらなる亀裂が入る中、メーンでオーエンズはローマン・レインズ(31)の挑戦を受けた。

 試合は白熱の激闘となり、オーエンズの必殺ポップアップ・パワーボムをしのいだレインズが超ド級のスピアー一発。2人がダウンしたリング上に乱入したのがジェリコだ。ここで王者にコードブレイカー! ついに仲間割れと見られたが、レフェリーはジェリコがレインズに助太刀したと解釈し、オーエンズの反則勝ちの裁定を下した。

 実はこれ、王者に防衛させるためのジェリコの作戦。ジェリコはニヤリと笑い、戸惑うオーエンズにベルトを手渡して仲直りのハグだ。すぐにジェリKOは怒りのレインズ&ロリンズから合体パワーボムを食らいテーブル葬となってしまったが…ベルトはオーエンズの腰にあるまま。何とも奇妙なコンビの“怪進撃”はどこまで続くのか。