【カナダ・トロント21日(日本時間22日)発】WWEロウ大会で“怪物”ゴールドバーグ(49)がまさかの本格復活を宣言した。

 前夜の「サバイバー・シリーズ」では、約12年ぶりの復帰戦でブロック・レスナー(39)を86秒で瞬殺。この日、大歓声を背に登場したゴールドバーグは「最後のスピーチ」でリングに別れを告げると思われたが、予想外の言葉が飛び出した。

「この場で皆に感謝したい。俺がゴールドバーグに戻るチャンスを与えてくれた。実は試合後、ステファニー(マクマホン・コミッショナー)から『力は残っていたのね。もう一度、タイトルを奪う力は残っているかしら?』と聞かれたんだ」

 超満員の大観衆からは「まだやれる!」のコールが沸き起こる。ゴールドバーグは「やってやろうじゃないか! タイトルへの意欲もまだ残っている。まずは来年のロイヤル・ランブル・マッチだ。そこからタイトルへの道が始まる!」と本格復活を宣言したから驚きだ。しかも2003年の世界ヘビー級王座以来となるベルト奪取も視野に入れてのカムバックだという。

「これからは全員が敵だ!」。来年最初のPPV大会「ロイヤル・ランブル」(1月29日、テキサス州サンアントニオ)から怪物の新章が幕を開けそうだ。