【ニュージャージー州ニューアーク1日(日本時間2日)発】WWEのスマックダウン大会で“毒蛇”ランディ・オートン(36)が、正式にワイアット一家のメンバーとなってしまった。

 まさに悪夢だ。オートンは“赤い怪物”ケインとシングル戦で激突。先週にはケインを裏切って怪奇一家入りを示唆しており、動向が注目された。しかし毒蛇がピンチとなるや、教祖ブレイ・ワイアット(29)とルーク・ハーパー(36)が乱入。やはり一家との合体は本当だった。ケインがワイアットにチョークスラムを決めようとしたところ、オートンがカウンターのRKOを見舞って3カウントを奪った。

 試合後はハーパーとの間に微妙な空気も漂ったものの、オートンはコーナーに上がり、ワイアットと勝利のポーズを決める。場内は大ブーイングだ。バックステージでは「俺は暗闇の中に希望の光を見いだした。ワイアット、アンタは神だ」とまで言い切って忠誠を誓った。しかしハーパーは明らかに疑惑の視線を向けており、オートンが服従を装っている可能性も捨てきれない。いずれにせよ怪奇一家が、再び息を吹き返したことだけは間違いない。

 また20日のPPV大会「サバイバー・シリーズ」(カナダ・トロント)で行われるロウとの5対5イリミネーションマッチ出場者は、AJスタイルズ、ディーン・アンブロス、バロン・コービン、ワイアット、オートンの5人に決定した。