【コロラド州デンバー18日(日本時間19日)発】怪奇一家の独断場だ。WWEのスマックダウン大会で“毒蛇”ランディ・オートン(36)がワイアット一家のルーク・ハーパー(36)に反則勝ちするも、精神的ダメージを負ってしまった。

 一方的にハーパーを攻めたオートンだが、途中で教祖のブレイ・ワイアット(29)が一家の信者に棺おけをリングサイドに運ばせる。オートンを閉じ込めて運び去ろうという魂胆だ。結局ワイアットが乱入したため、試合は毒蛇の反則勝ちとなったが、本当のカオスはここから始まった。

 2人が強引に棺おけへオートンを押し込めようとふたを開けると、何とそこには“赤い怪物”ケインが横たわっていたからビックリだ。さすがに動揺するワイアット。すぐさまオートンがハーパーにDDT、ケインがワイアットにフライングラリアートを見舞い、一家を蹴散らしてしまう。

 ところが2人が勝利をアピールするや、突然場内が暗転。照明が戻るとワイアット一家の姿は消えていた。ぼうぜんと立ち尽くすオートンとケイン。今後も共闘は確実となったものの、ワイアット一家の呪縛にからめ捕られた格好だ。