【オハイオ州シンシナティ26日(日本時間27日)発】やはり極悪権力者夫妻の陰謀だったのか。WWEのロウ大会が行われ、前夜のPPV大会「クラッシュ・オブ・チャンピオンズ」でWWEユニバーサル王座奪取に失敗したセス・ロリンズ(30)が、王座戦の内幕を暴露した。

 ロリンズは王者ケビン・オーエンズ(32)に挑むも、クリス・ジェリコの妨害行為や代役レフェリーの投入など、不可解な流れで敗れた。この日はバックステージでミック・フォーリーGM(51)に詰め寄ると「大会後に俺は見たんだ。トリプルHがリムジンで女房(ステファニー・マクマホン)を迎えに来て『よくやったな…』と肩を叩いているところを。ジェリコもレフェリーの件も、全部トリプルHの謀略だ!」とブチまけた。

 しかしGMは明言を避けるのみ。その後にロリンズは、オーエンズとジェリコの演説中に乱入しようとしたが、10人以上の警備員とGMに阻止され、強制退場させられてしまう。「作られた王者」のオーエンズは得意満面で「ドラフト1位のお前を倒した。俺が真のチャンピオンだ!」と叫んで追い打ちをかけた。

 極悪権力者夫妻は不仲を装っていただけなのか? とにかく夫妻による“恐怖政治”の再開は確実となった。