【テキサス州ダラス30日(日本時間31日)発】WWEのスマックダウン大会が放送され、次回PPV「バックラッシュ」(9月11日、バージニア州リッチモンド)でAJスタイルズ(39)の挑戦を受けるWWE世界王者のディーン・アンブロス(30)が、強烈な先制打を放った。

 アンブロスは実況席でAJが見守る中、バロン・コービン(31)と対戦。ところがAJが試合に介入したため、ノーコンテストに終わる。怒った王者は実況席からAJにダイビング弾、さらにはコービンをダーティー・ディーズでKOする。

 その直後だ。AJがフェノミナル弾を狙いコーナーに駆け上がると、王者はロープを揺すって転落させてしまう。股間をしたたかロープに打ちつけたAJは、激痛のあまり動けない。アンブロスは肩を叩きながら「大丈夫か? 痛いだろうな」と余裕のセリフ。さらには握手まで求め、ベルトを誇示しながら再度AJの肩を叩いた。この間、AJはロープ上で苦痛にあえぐのみ。スマックダウンの“顔役”を自称する男は大恥をかかされた格好で、反撃は必至となった。

 またブレイ・ワイアット(29)から執拗な挑発を受けている“毒蛇”ランディ・オートン(36)が「バックラッシュ」での対戦を受諾した。