【WWE日本公演】凱旋勝利のナカムラ“一軍”昇格見えた!

2016年07月02日 16時30分

キンシャサでクリス・ジェリコを仕留めた中邑真輔

 世界最大のプロレス団体WWEの日本公演「WWE LIVE Japan」が1日に両国国技館で初日を迎え、元新日本プロレスのシンスケ・ナカムラ(中邑真輔=36)が堂々の凱旋を果たした。クリス・ジェリコ(45)を撃破し大熱狂の空間の主役となった「キング・オブ・ストロングスタイル」。その評価は着実に高まっており、いよいよ世界の頂点への道が開けてきた。

 

 大歓声で迎えられたナカムラは、この日のセミファイナルでジェリコとのシングル戦に臨んだ。ウォール・オブ・ジェリコ(逆エビ固め)に捕獲されるなど苦戦を強いられたが、走り込んできたジェリコにカウンターのヒザ蹴りを一閃。最後は必殺のキンシャサ・ニー・ストライク(ボマイェ)を決めて3カウントを奪った。

 

 試合後のリング上ではジェリコから「俺は数多くの日本人レスラーを見てきた。お前は将来、WWEのチャンピオンになるだろう」と最大級の賛辞を贈られた。ナカムラは英語で「あなたも日本でレジェンドだ」と礼を言うと、最後は大観衆とともに決めゼリフの「イヤァオ!」を絶叫した。

 

 デビューから約13年半にわたりトップ選手として活躍した新日プロを1月に退団。4月にNXTでWWEデビューを果たすと「世界のナカムラ」となって日本のリングに立った。「日本を代表してWWEで戦うことは、名誉なことだと思います」と胸を張った。

 

 リングネームは本名で、日本時代と変わらぬファイトを世界中で繰り広げてきた。「スタイルを貫くのにもいろいろな努力があるんです。それを感じさせないのが(腕を指さしながら)“ココ”ですよ」。日本プロレス界最高のカリスマとして君臨したナカムラの誇り高き信念が、この日も観衆を魅了した。

 

 WWEは「ロウ」と「スマックダウン」の2ブランド体制への再移行を発表している。今月中にドラフトが行われ、ナカムラの“一軍”昇格もささやかれる。「これはチャンスがあれば。ベテランにカテゴライズされるくらいですから、できるだけ早くトップに食い込みたい」。日本凱旋の節目を経て、ナカムラの旅はさらなる高みを目指し続いていく。