【サレイ(NXT・UK)】

 日本が世界に誇る〝太陽の戦士〟サレイが、ついに新たな戦いの場に突入。今後の活躍に注目が集まっている。

 サレイは日本で2011年4月に里村明衣子(現NXT・UK女子王者)戦で日本でデビュー。約9年のキャリアを積んだ後、20年にWWEと契約。NXTに所属するやいきなり「ウォリアー・オブ・ザ・サン(太陽の戦士)」を得て、21年4月21日に元NXT女子王者・紫雷イオにも挑戦経験のあるゾーイ・スタークを得意の裏投げで撃破。連戦連勝を続けた。

 ここまで遺恨劇とは無縁で独自の路線を突っ走っていたサレイだが、制服メガネ姿の日本アイドル的な可愛すぎるコスチュームを身にまとって一気にイメチェン。22年3月には〝意地悪バービー〟ことティファニー・ストラットンとの遺恨が勃発する。祖母からもらった大事な「太陽ネックレス」を侮辱されて激怒したのだ。

 その後は意地悪バービーに連敗を喫するも、男子選手のボディ・ヘイワードとアンドレ・チェイスを見方につけるや、5月12日のミックスドマッチで意地悪バービーをフォールして一矢報いた。

 ここから誰もが驚く展開が訪れる。6月17日には制服メガネ姿でNXT・UK参戦を発表。「UKのみなさんにサレイの試合をお見せできることをとっても楽しみにしています。ありがとうございます!」と宣言した。6月24日のUKデビュー戦ではニーナ・サミュエルズに裏投げで完勝した。

 試合後はザイヤ・ブルックサイドとエリザ・アレクサンダーにイチャモンをつけられるも〝ファイナル・ボス〟里村が蹴散らし難を逃れた。里村は「大丈夫だった? 勝ったね。よかったね」とサレイを祝福。8日には里村と組んでザイヤ&ニーナ組と対戦することも決まった、デビュー戦の相手である里村とは赤い運命の糸で結ばれていたのか。いずれはNXT・UK女子王座をかけての対戦も夢ではない。そのためにはまずサレイがUKで実績を残すこと。〝太陽の戦士〟の新たな挑戦が始まった。