【テネシー州ノックスビル発】WWEの〝忍者〟戸澤陽(36)が、またも「24/7王座」の奪回に失敗した。

 先週大会ではタミーナとの愛が実り、レジー&デイナ・ブルックとの〝合同結婚式〟が実現。式の最中に「24/7王座」をめぐる争いが勃発し、戸澤も一度は王座奪取に成功した。ところが、直後にデイナに3カウントを許し、わずか12秒天下に終わった。

 今週大会では結婚式を終えた2組が男女混合タッグ(戸澤&タミーナVSレジー&デイナ)で激突した。

 戸澤はラリアートをレジーに決めるが、クロスボディーで反撃される。その後に追撃を受けるが、これは忍びのような身のこなしで攻撃をかわす。ローリングソバットで切り返すと、コークスクリューハイキックで追い打ちだ。

 すかさずダウンしたレジーをコーナー側に寄せてトップロープに上り、タミーナを指さし「アイラビュー!」とトンプソン・ボーリング・アリーナの中心で絶叫。必殺のダイビングセントーンで3カウントを奪取し、タミーナと抱き合いながら喜びを分かち合った。

 その直後、タミーナが「24/7王座」を保持するデイナの髪をつかんで強引に倒し、すかさず戸澤がカバーに。これで王座奪取かと思いきや、レフェリーのRトゥルースが戸澤を引きはがし、タミーナにぶつけて両者ともダウンしてしまう。

 その隙に逃げるよう指示したトゥルースに従い、リングを下りかけたデイナ。ところがここで、同じく同王座を狙うトゥルースが横入り式エビ固めを決めながら自らカウントを入れる。

 これをカウント2で返したデイナは怒りをあらわにそのまま逃走。もし、トゥルースが勝っていれば、同王座の最多タイとなる54回目の戴冠だった。

 終わってみれば、今週もデイナが王座を保持したままで終了。まだまだ愛憎渦巻くベルト争いは続きそうだ。