
【ニューヨーク州アルバニー発】WWEの〝地球上で最も危険な女〟ことロンダ・ラウジー(35)が、PPV「レッスルマニア(WM)・バックラッシュ」(5月8日=日本時間9日、ロードアイランド州プロビデンス)へ向けて怒り爆発だ。
次回PPVでは〝女王様〟シャーロット・フレアー(36)の持つスマックダウン(SD)女子王座に挑戦する。WMの再戦は相手が降参と口にするまで続ける「アイ・クイット・マッチ」が採用されるが、今週のSDではその調印式が行われた。
WWEオフィシャルのアダム・ピアースが立ち会いのもと、ロンダはシャーロットと対峙した。ここで、新アシスタントのドリュー・グラックが調印書を持って笑顔で登場。先週のSDではシャーロットにインタビューしたものの、女王様の逆鱗に触れてフィギュアエイトを食らっていた。
グラックが会場のタイタントロン(大型ビジョン)でパワーポイントを使い降参マッチのルールを説明すると言い出すと、女王様は「ドリュー、黙りなさい!」と一喝。さらにロンダを挑発しながら、調印書にサインした。
WMでシャーロットはロンダのアームバーでタップアウト。だが、レフェリー不在時だったためロンダはベルトを手にできず、今回の再戦が決まった。それだけに「お前は降参と言って、タイトルを渡すことになる」とタイトル奪取を宣言し、調印書に署名しようとした瞬間だ。
シャーロットはテーブルをひっくり返してロンダにぶつけると、なぜかリング上に竹刀が…。テーブル下に隠していたとみられる「ケンドー・スティック」を手にして、ロンダにフルスイングの2発をお見舞いした。
怒りのロンダは3発目をキャッチすると、シャーロットを捨て身技で投げて反撃だ。そのまま竹刀で怒とうのめった打ち。6発目を打ったところで、懲りないグラックが止めに入り、調印書にサインをするようにお願いした。
怒りの収まらないロンダは、グラックをパイパーズピット(変型サモアンドロップ)でマットに叩きつけると、左腕をつかんでアームバーの体勢に。そのまま男子レスラーに腕十字を決めながら、調印書にサインした。
ロンダは花道のシャーロットを罵倒。2人の遺恨は深まるばかりで、降参マッチは互いの意地がぶつかり合う大激戦となりそうだ。
シャーロットVSロンダのSD女子王座アイ・クイット戦が行われる「WMバックラッシュ」は、日本時間5月9日にWWEネットワークで配信される。
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