【ミズーリ州セントルイス29日(日本時間30日)】WWEのPPV大会「ロイヤルランブル」で、インターコンチネンタル(IC)王者の中邑真輔(41)は屈辱の結果に終わった。

 30人参加の時間差バトルロイヤル「男子ロイヤルランブル戦」はAJスタイルズと2番手で登場した中邑の対戦でスタート。中邑がスピンキックからリバースパワースラムを狙うと、AJもスライディング・フォアアームで応戦し互角の攻防を展開した。

 ところが3番手で登場したオースティン・セオリーとAJに襲われた中邑は一気にピンチに。エプロンでAJの延髄斬りを食らい2人目の脱落者となってしまった。

 その後も次々とスーパースターが入場し、30番目にはWWE王座から陥落したばかりの〝ビースト〟ブロック・レスナーが強行出場。ラリアートでランディ・オートン、F5でバッド・バニーを蹴散らすと、リドルやシェイン・マクマホンも次々と脱落させる。

 最後は復帰したドリュー・マッキンタイアのクレイモア(ランニング式シングルドロップキック)をかわすとそのまま場外に落とし、2003年以来2度目の制覇を果たした。これで年間最大興行「レッスルマニア38」(4月2、3日、テキサス州アーリントン)メインでタイトルに挑戦する権利を獲得した。

 一方、直前で出場を決めながら2018年以来2度目となる優勝のチャンスを逃した中邑には厳しい現実が突きつけられた。