〝オーランド効果〟だ。配信されたWWE・NXTで、〝ジャケット・タイム〟ことKUSHIDA(38)&イケメン二郎(29)が、ついに悲願の初白星を挙げた。
 
 ジャケット・タイムはラッシュ・レジェンドのコーナー「ラッシング・アウト」にゲスト出演。因縁が勃発したグリズルド・ヤング・ベテラン(GYV=ザック・ギブソン&ジェームズ・ドレイク)に対して「先週、ヤツらは俺たちを襲撃しやがった。今晩、お前たちを絶対に潰す!」と挑発した。

 さらに試合ではKUSHIDAがドレイクをグラウンドの攻防で圧倒すると、イケメン二郎も豪快なジャーマンからクロスボディー。KUSHIDAと連係して、ダブルの投げ技から側転して低空のダブルドロップキックを突き刺す合体技も披露して躍動した。

 終盤にはKUSHIDAがGYVを場外に蹴散らしてチャンスを迎えると、試合を観戦していたクリード・ブラザーズが介入。だが、GYVがこれに気を奪われた隙をつき、場外のGYVめがけてKUSHIDAがセントーン弾、二郎がムーンサルト弾だ。鮮やか過ぎる連係技で一気に優位に立ち、最後はドレイクをKUSHIDAがリバースDDTで叩きつけると同時に二郎がスワントーンボムを決める合体技で3カウントを奪った。
 
 11月に6人タッグ戦では勝利をしているが、チーム単体では悲願のNXT初勝利。試合後に二郎は「KUSHIDAさんとNXTで初めての勝利!! 大きな勝利だ!! 俺たちをサポートしてくれる皆ありがとう。ジャケット・タイムは決して止まらない!! 今夜は眠れそうにないぜ」と興奮気味の投稿。なかなか結果の出なかったタッグがかみ合い始めた。

 ジャケット・タイムの2人は先日、渡米してきたNXT・UK女子王者の里村明衣子、ロウで活躍する戸澤陽、NXTで奮闘する紫雷イオと、フロリダ州オーランドで合流。二郎は「オーランドでたくさんのエネルギーをもらった」とツイッターに投稿していたが、この勝利も日本人スーパースターが結束した〝効果〟かもしれない。