【ペンシルベニア州ウィルクスバリ29日(日本時間30日)発】WWE・スマックダウンで、先週大会でWWEオフィシャルのアダム・ピアースに暴行を働いたブロック・レスナー(44)が100万ドル(約1億1000万円)の超高額罰金を科された。

 レスナーは21日の「クラウン・ジュエル」(サウジアラビア)でユニバーサル王者ローマン・レインズに挑戦するも、ウーソズの介入もあって王座奪取に失敗。怒り心頭のビーストは先週のスマックダウンに乱入して大暴れし、レインズ、ウーソズらをKOした。この無法行為を受けてピアースはレスナーに無期限の試合出場停止を科したが、レスナーはさらに暴走。ピアースをF5連発で失神させていた。

 この日、自宅からの中継で登場したピアースは、レスナーの暴走行為を非難。無期限出場停止に加え、新たに100万ドル(約1億1000万円)の罰金処分を科したと発表した。

 WWEでは過去にもスーパースターの暴走行為に罰金処分を科してきた。今年4月には〝女王様〟シャーロット・フレアーがレフェリー暴行などで無期限の試合出場停止と罰金を科されたが、この際の罰金額は10万ドル(約1100万円)。また、過去には5000ドル(約56万円)という罰金額もあっただけに、100万ドルはWWE史上でも類を見ない超高額罰金となった。

 レスナーの元代理人で現在はレインズの代理人、ポール・ヘイマンはこの超高額罰金に不満で、レスナーが再びスマックダウンに現れ「全員、襲うかもしれない」と警告していたが…。ビーストが本当に100万ドルを払うのか? 今後が気になるところだ。