【ノースカロライナ州ローリー20日(日本時間21日)発】一体いつまで続くのだろうか。WWE・ロウ大会で、またも〝忍者〟戸澤陽(36)は「24/7」取りに失敗した。

 もはやロウの名物コーナーとなりつつある、戸澤の王座奪還ストーリー。今回、作戦を練ったのはドレイク・マーベリックだ。バックステージで「作戦はシンプルだ。網で(王者)レジーをつかまえて24/7を奪取するぞ!」と、ホワイトボードで図解しながら戸澤、Rトゥルース、ドリュー・グラックの3人に指示を出した。

 先週大会でもマーベリックは襲撃計画を立て、失敗に終わったハズ。しかもその責任を「計画に問題はなかった。遂行に問題がある」と戸澤とRトゥルースに押しつけた張本人だが、なかったことになっているのが不思議だ。

 指示された3人はさっそく行動に移した。運よく通路を通りかかった王者のレジーをグラックが声をかけて呼び止める。明らかに警戒されていたが、構わず天井から網が放たれた。

 ところが…だ。あっさりレジーにかわされて、網はグラックに誤射。さらに戸澤が機材置き場で追い詰めたかと思われたが、王者は華麗なジャンプで機材から飛び下りるや、そのまま余裕の表情で去っていった。

 いつでもどこでも勝てば王座が移動するルールを最大限に利用し、これまでもさまざまな手法で王者を狙ったが、ことごとく失敗に終わった。ベルトへの道のりは、まだまだ遠く続きそうだ。