【フロリダ州タンパ21日(日本時間22日)発】配信されたWWEのロウ大会で、次回PPV大会「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」(7月18日、テキサス州フォートワース)女子ラダー戦出場者決定戦(8選手参加)が行われ、昨年覇者で〝女帝〟ことアスカ(39)が、ナオミ(33)との新コンビでいち早く出場権をゲットした。

 アスカはエヴァ・マリー(36)、大型女ドゥードロップ(30=パイパー・ニーブン)と対戦。大型女の肉弾アタックに手を焼くも、敵軍が分断する間に、新パートナーのナオミが、エヴァを丸め込んでわずか3分強で3カウントを奪取。アスカとナオミが、女子では一番乗りで出場権を獲得した。

 アスカは昨年5月のMITB女子ラダー戦で初制覇。翌日に妊娠を発表して長期休養に入る〝ザ・マン〟こと当時のロウ女子王者ベッキー・リンチ(34)から、王座を譲渡されている。

 ラダー戦は天井につるされた「いつでもどこでも王座に挑戦できる権利証」が入ったブリーフケースを奪い合う過酷マッチだが、得意なラダー戦出場権を得たことで、王座奪還に向けて一気に女帝へ追い風が吹いてきた。
 他では小悪魔アレクサ・ブリス(29)がニッキー・クロス(32)と組んで遺恨が続くナイア・ジャックス(37)、シェイナ・ベイズラー(40)組と激突。小悪魔が敵軍に催眠術をかけた瞬間に、ニッキーがシェイナを丸め込んで出場権を獲得した。これで女子ラダー戦は8人中ロウ4人が決定。残る4人はスマックダウンの選手となる。

 また「MITB」ではロウ女子王者リア・リプリー(24)と女王様ことシャーロット・フレアー(35)の再戦も決まった。

「マネー・イン・ザ・バンク」は日本時間7月19日、WWEネットワークで配信される。