元WWEのスーパースター・TAJIRI(50=全日本プロレス)が、現在、WWEで活躍する弟子のイケメン二郎(28)に成功のためのアドバイスを送った。

 イケメンは5月に「205 LIVE」でデビュー2連勝を飾り、先週配信大会のNXTにも初登場。活躍の輪を広げている。米ECWで3年、WWEで5年活躍して世界タッグ王座やWWEクルーザー級王座も獲得して確固たる地位を築いたTAJIRIは「僕は合計8年でしたが、大前提として5年から10年を見据えて長い期間、団体にいること。そのためには様々な要素が必要になってくる」と語った。

「リング上のパフォーマンスはもちろん、一番大事なのは人間関係。会社側と他の選手、スタッフとのコミュニケーションは、それこそ上から下まで全員と徹底しなければならない。返事もキチンとする。高いモチベーションを常に保つ。すべてが平均値以上でなければ長くはいられない」とTAJIRIは語る。

 さらには「トータルな円グラフを満たす作業にも似ている。そのグラフが満たされてきたら、さらに大きな規模のグラフを目指す。僕はトータル8年米国にいましたが、彼が長くWWEで続けて上に行くためには、常にその意識を持つことが大事」と力説した。

 イケメンはTAJIRIにプロレスを学び、SMASHで11年にデビュー。その後もWNCで行動を共にした。弟子の全てを熟知した上での助言といえる。さらには「ツアーが始まったらホームシックにならないこと。これはかなり重要な要素です」とも語った。

「僕は自分の持てるものを全部彼に伝授した。ロウやスマックダウンにいけるかどうかは、今後の努力次第。まあ、彼ならできるんじゃないかと思いますよ」といつものひょうひょうとした表情で、イケメンの活躍に期待を寄せていた。