世界最大のプロレス団体WWEの祭典「レッスルマニア37」(4月10日)のプロレスデビュー戦を勝利で飾ったグラミー賞獲得の世界的人気ラッパー、バッド・バニー(27)が、30日(日本時間31日)に米HBOのトーク番組「ザ・ショップ:アンインターラプテッド」に出演。ホスト役でラップ界の超大物ジェイ・Z(51)、NBAのスーパースターでロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ(36)らを前に貴重な経験を語った。

 バニーは祭典のタッグ戦で、驚異の場外ジャンプなどを見せつけてミズに勝利。当時の興奮を「100%本当にリアルな世界で、狂気に満ちた世界だった。最初にジャンプを教わった日は『いったい選手たちは、どうやって20年も30年もこんな激痛に耐え続けているんだ?』と驚いたよ」と明かした。

 ジェイ・Zが祭典の勝利を「間違いなくスーパーボウルよりも大事件だったね」と称賛するや、バニーは「確かにそうかも。子供のころから家族や友人と見てあこがれていた夢のような世界だったから、グラミー賞受賞よりも人生で最高の瞬間だった」と笑顔を見せた。

 番組終了後には〝怪人〟ことジ・アンダーテイカーも自身のツイッターで「君の祭典での活躍は我々の誇りだ」と地獄の底から賛辞を寄せ、祭典前のプロモーションVTRでバニーにスレッジハンマーを授けた最高執行責任者のトリプルH(51)もツイッターで「彼の努力と熱意に我々は最大限の敬意を表する」とつづった。

 バニーは6月中旬からスペインなど欧州ツアーに出発する。