【フロリダ州タンパ10日(日本時間11日)発】WWEのロウ大会が配信され、右ヒザ負傷で長期欠場していた元WWE王者で〝インドの怪人〟ことジンダー・マハル(34)が、久々にロウに登場。ジェフ・ハーディー(43)を一蹴して完全復活を印象づけた。

 2017年のWWE王者時代には〝キング・オブ・ストロングスタイル〟こと中邑真輔(41)と王座を巡って激闘を展開していたが、19年6月に右ヒザの手術で長期欠場。昨年4月に復帰するも6月に再手術を受けてまたも欠場が続いていた。その後は順調に回復して1月26日インドで配信された「WWEスーパースター・スペクタル」に登場。最近はハウスショーにも出場して本格復帰が待たれていた。

 かつては名コンビ、シン・ブラザーズ(サミル&スニル)を配下につけていたが、この日はNXTで活躍していたインド人コンビ・元インダスシェアーの大型選手、ヴィアとシャンキーを帯同して登場した。

 マハルは開始からビッグブーツ一撃。長い手足を駆使した関節技でジェフを苦しめる。最後は必殺のカラス(コブラクラッチ式スラム)で完勝を決めた。完全復帰を印象づけた元WWE王者が、今後どう王座戦線に絡むのか注目される。