配信されたWWE・NXT大会メインで、NXT王座トップコンテンダーのカイル・オライリー(34)が、キャメロン・グライムス(27)を撃破して悲願の王座奪取へ前進した。

 オライリーは、8日「NXTテイクオーバー:スタンド&デリバー」で分裂したジ・アンディスピューテッド・エラの元盟友アダム・コール(31)と激闘の末、チェーンを足に巻いた過激なニードロップで遺恨に終止符を打った。同大会では、カリオン・クロス(35)が元新日本プロレスのフィン・ベイラー(39=プリンス・デヴィット)を撃破して新NXT王者となっている。

 この日のオープニングに登場したオライリーは「次はNXT王座に進むしかない」と宣言。ここで茶々を入れてきたグライムスを撃退すると、メインでの対戦が決まった。

 オライリーは開始から得意の関節技を自在に操り試合を支配。投げ捨てジャーマン、変型コンプリートショットで一時はペースを奪われたものの、ヒザ連打からバックドロップ、ブレーンバスターで逆転すると、最後はコーナー最上段からのダイビングニードロップで3カウントを奪った。軍団分裂のショックから立ち直り、このまま一気にNXT王座挑戦へ進みそうだ。