配信されたWWE・NXT大会で、元新日本プロレスのNXTクルーザー級王者KUSHIDA(37)が、オニー・ローカン(35)を撃破して初防衛に成功した。

 KUSHIDAは先週大会でサントス・エスコバー(36)を撃破して悲願のWWE初王座奪取を果たした。この日は心機一転、裸足でベテランのローカンと対戦。アッパーカット、ミサイル弾、マサヒロ・タナカ(右ストレート)で圧倒すると、最後は左腕に飛びつき必殺のホバーボードロックでタップを奪った。

 試合後は前王者エスコバー率いるレガード・デル・ファンタズマのラウル・メンドーサ(29)、ホアキン・ワイルド(34)に襲撃されるも、何とNXTタッグ王者のMSK(ウェス・リー=26、ナッシュ・カーター=26)が救出。王者3人で無法者を蹴散らした。

 KUSHIDAは戴冠1週間でNXTタッグ王者と合体を果たし、来週配信大会での6人タッグ戦が決まった。軍団抗争が過熱するNXTにあってMSKとの合体は、心強い限りで飛躍を促すことは間違いない。長期政権から夢のNXT王座へ向けて、KUSHIDAの新たな挑戦が始まった。