【フロリダ州タンパ19日(日本時間20日)発】WWEのロウ大会が配信され、WWE女子タッグ王者の大女ナイア・ジャックス(36)、シェイナ・ベイズラー(40)組がナオミ(33)、最弱女子ラナ(35)組に敗退。試合に介入したビキニ女王マンディ・ローズ(30)、デイナ・ブルック(32)組との遺恨が深まった。

 ナオミ組は小刻みな連携でナイアの巨体を切り崩しにかかり、最弱女子ラナが丸め込みに徹する。ところがシェイナがラナをアームバーに捕らえた直後、ステージにマンディ組が登場。先週大会で対戦の際、ナイアがエプロンで足を滑らせて転倒した映像を流して、大女をあざ笑った。

 怒ったナイアはマンディ組を追いかけるが、そのスキをついてナオミ組がシェイナに合体の開脚式顔面砕き。一気にナオミが丸め込んで3カウントを奪った。試合後、ナイアはシェイナに糾弾されても、何も言い返せないままに終わった。

 難攻不落だった王者組は、祭典「レッスルマニア37」で5チームによる決定戦を勝ち抜いたタミーナ(43)、ナタリア(38)組に辛勝したばかり。最近はシングルで取りこぼしが続いており、長期政権が足元から揺らぎ始めた。