【フロリダ州タンパ19日(日本時間20日)発】WWEのロウ大会が配信され〝女帝〟こと前ロウ女子王者のアスカ(39)が、女王様ことシャーロット・フレアー(35)とメインで激突。新ロウ女子王者リア・リプリー(24)の介入もあり、3カウントを奪って復活へ前進した。

 アスカは祭典「レッスルマニア37」2日目(11日)でリアに敗れて王座から陥落。翌日のロウ大会でダイレクトリマッチに臨むも、女王様が乱入して無効試合となり、この日のメインでシングル戦が決定していた。

 第1試合後に2人がリング上で対峙すると、女王様は2018年4月の祭典「レッスルマニア34」のスマックダウン女子王座戦で勝利して、女帝のデビューからの連勝記録を「267」で止めた事実を持ち出し「あなたは私に勝てない」と挑発。王者リアもステージに登場するや、シャーロットは「勝者の挑戦を受けなさい」と迫った。

 メインで激突した両者は「アスカが勝つわ」と断言した王者リアがリングサイドで見守る中、今年1月まで2人でWWE女子タッグ王座を保持していたとは思えないような激しい攻防を展開。アスカはキックで先制するも、エプロンでスタナーを浴びてしまう。

 それでもアスカはミサイル弾からジャーマン、ランニングニーで反撃。顔面へのダブルニーで追撃してアスカロックを決めるも、逆に女王様がフィギュアエイト(ブリッジ式足4の字固め)。ここで何とリアが足を引っ張って妨害し、すかさずアスカが背後から丸め込み3カウントを奪った。

 狂乱の女王様はリアに突っかかり、レフェリーからサブレフェリーまでを殴り倒す大荒れだ。王座戦は次回PPV大会「レッスルマニア・バックラッシュ」(5月16日)が確実だが、シャーロットも黙ってはいないだろう。展開次第では3人による王座戦に発展する可能性も出てきた。

「レッスルマニア・バックラッシュ」は日本時間5月17日、WWEネットワークで配信される。