【フロリダ州タンパ12日(日本時間13日)発】WWEのロウ大会が配信され、前夜の祭典「レッスルマニア37」2日目大会(11日、フロリダ州タンパ)で微妙な空気が漂った悪魔ことザ・フィーンド(ブレイ・ワイアット)と、黒い小悪魔アレクサ・ブリス(29)の分裂が決定的となった。

 祭典で悪魔は〝毒蛇〟ランディ・オートン(41)と対戦するも、顔面から黒い液体を流してリング上を見つめる小悪魔の姿に動揺して、RKOでフォール負け。試合後もアレクサは、顔面を真っ黒にして座り込んだまま悪魔を見つめ、2人の関係は微妙なムードとなっていた。

 この日、アレクサは自分のコーナー「ファイアフライ・ファンハウス」で「ある1人の少女の物語を話すわ」と前置きした上で、謎の言葉を語り始めた。

「祭典は楽しかった。暗闇は人を守る。でもかつて暗闇に守られた1人の少女は暗闇を必要としなくなった。私の新しい相棒のビリーを紹介するわ」とブランコの横に座った不気味な少女の人形を紹介した。すると人形はポニーテールを動かし人類とは思えないような笑い声を上げる。

 さらにアレクサは「暗闇を後にした少女は、1人で歩き始める。邪悪(イービル)は解き放たれた。本当のお楽しみはこれからよ」と宣言した。悪魔と決別するということなのか…。

 一方、悪魔は素顔のワイアットで小悪魔とは別に「ファイアフライ~」に登場。「悪魔が戻ってきたんだよ。もう彼はどこにも消えやしない。悪魔が君たちのそばにいる限り大丈夫だよ!」と満面の笑みで手を振った。小悪魔の言葉や態度とは明らかに食い違っている。果たして2人は正面衝突の道を選ぶのか。いずれにしても待っているのはのは地獄の底しかない…。