【フロリダ州タンパ11日(日本時間12日)発】WWEの祭典「レッスルマニア37」2日目大会が当地のレイモンド・ジェームス・スタジアムで開催され、メインのWWEユニバーサル王座戦トリプルスレッドマッチは、王者ローマン・レインズ(35)がR指定の男・エッジ(47)、イエス男ことダニエル・ブライアン(39)を退けて王座防衛に成功した。

 王者レインズには、1月「ロイヤルランブル(RR)」RR戦で10年ぶりの制覇を達成したエッジ、3月「ファストレーン」で王者から〝幻のタップ〟を奪ったブライアンが挑んだ。

 開始から王者のいとこジェイ・ウーソ(35)が介入して、場外で挑戦者2人にスーパーキックを見舞う。エッジは邪魔者を排除すると、王者をバリケードに何度も叩きつけた。さらにはスーパーマンパンチをキャッチすると、DDT、フライングショルダーアタックで王者をダウンさせた。

 ここにイエス男が飛び込んで王者とエッジにイエスキック連打。王者にイエスロックを決める。何とか逃れた王者はマウントで鉄槌を下すと、実況席上へパワーボム。しかし背後からエッジがスピアーを決めて、試合は振り出しに戻った。

 エッジは王者の口に鉄棒をかませてのクロスフェースロック。同時にブライアンがイエスロックを決める。その直後にエッジが完璧なスピアーを王者に決めるも、ブライアンがレフェリーの足を引っ張ってカウントを妨害する。怒れるエッジはイスでイエス男を制裁して、王者にもイスを振り下ろした。

 ここで蘇生したジェイが再び乱入。エッジがイスで制裁すると、すぐさま背後から王者がスピアーを決め、エッジの爆弾である首にイスを一撃。そのままダウンしたエッジをブライアンの体に乗せると、2人をまとめて押さえて3カウントを奪った。

 ジェイの介入で混乱はあったにせよ、終わってみれば王者の完勝劇。打ち上がった無数の花火を背に、レインズはベルトを天に高々と掲げていた。