【WWE】「レッスルマニア」舞台デザイン責任者が語る“歴代秘話”と“今年の見どころ”

2021年04月07日 18時40分

ステージにホテルを建設した「レッスルマニア24」((c)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

 いよいよ目前に迫ったWWEの祭典「レッスルマニア37」(10、11日、フロリダ州タンパのレイモンド・ジェームス・スタジアム)の舞台セットのデザインを担当するジェイソン・ロビンソン氏が、歴代祭典の舞台セットについて数々の秘話を明かした。

 ロビンソン氏は1988年「レッスルマニア4」から舞台セットのデザインを担当する。大きな転機が訪れたのは2001年「レッスルマニア17」だという。テキサス州ヒューストンのアストロドームで久々のスタジアム開催が決まった際、上司であるエグゼクティブ・プロデューサー、ケビン・ダン氏に「何か違うことをやろう」と提案。この発言を契機に同大会からレッスルマニアの舞台セットは、会場の大きさとともに成長を遂げていった。

 ロビンソン氏は世界的人気を集めるヘビーメタルバンド「メタリカ」の90年代のツアーセット、さらには名作「スターウォーズ」シリーズからデザインの影響を受け、特に「スターウォーズ/帝国の逆襲」での深い青色、紫色、オレンジ色をバックにしたダースベイダーとルークのライトセーバーによる戦いに衝撃を受けたという。

 ロビンソン氏のデザインは、大会開催の約半年前から会場を視察に訪れることから始まる。そのスタジアムの特徴的な部分を確認し、どんなショーにしたいのかなどのイメージをふくらませていき、様々なアイデアを出した上で他のスタッフと議論を重ねる。氏いわく「デザインの神が降りてくる」瞬間があるという。その方向性に上司のダン氏から「OK」が出れば、実現に向けてさらにアイデアを出し合い、常に新しいことを模索する方式を続けてきた。

 毎回「レッスルマニア」開催の前夜は、舞台セットに囲まれた静かなスタジアムで、それまでのプロセスを振り返り感慨に浸るという。ロビンソン氏はエピソードを交えつつ、自らが手がけた「レッスルマニア」の舞台セットのトップ4に次の4大会を挙げた。

①「レッスルマニア29」(13年4月7日、ニュージャージー州イーストラザフォードのメットライフ・スタジアム)。会場を下見した瞬間に「ここにブルックリンブリッジを作ろう」と話し、実現したという。

②「レッスルマニア33」(17年4月2日、フロリダ州オーランドのキャンピング・ワールド・スタジアム)。最初に「ここにテーマパークを作ろう」と言った時はスタッフ全員に顔を二度見されたという。

③「レッスルマニア24」(08年3月30日、フロリダ州オーランドのシトラス・ボウル)。スタジアムは広々と使えたのでマイアミのリゾートをイメージしてホテルを建てたという。

④「レッスルマニア34」(18年4月8日、ルイジアナ州ニューオーリンズのメルセデス・ベンツ・スーパードーム)。ニューオーリンズ最大のお祭りである「マルディグラ」のマスクのイメージは「神が降りてきた」と明かす。
 
 今年の舞台セットについては「今年のスーパーボウルの会場でもあり、多くの人がスタジアムを見たことがあるでしょう。今度はWWEの番。WWEならではの違った見せ方を楽しみにしていてほしい」とロビンソン氏は語っている。

「レッスルマニア37」は日本時間11、12日の午前9時からWWEネットワークで配信される。

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