【フロリダ州セントピーターズバーグ29日(日本時間30日)発】WWEロウ大会が配信され、〝RVD〟ことロブ・ヴァン・ダム(50)が2021年名誉殿堂「WWEホール・オブ・フェーム」入りすることが発表された。今年はモーリー・ホーリー、エリック・ビショフ、ケイン、ザ・グレート・カリに続いて5人目となる。

 1997年に全日本プロレスにも初来日して日本でも人気を集めたヴァン・ダムは、96年からECWに参戦。98年4月にはECW世界TV王座を奪取して、699日間の連続保持記録を樹立した。さらにサブゥーとのコンビでECW世界タッグ王座も奪取して2冠王となった。

 ECWが崩壊後の2001年7月にWWEに移籍し、WCWとECWの連合軍「アライアンス」の一員としてハードコア王座で大活躍。タッグ戦ではケイン、ブッカーT、レイ・ミステリオら大物選手のパートナーとして人気を集めた。

 06年4月「レッスルマニア22」のマネー・イン・ザ・バンク・ラダー戦で勝利すると、同年6月のPPV大会「ECWワンナイト・スタンド」では権利を行使して当時のWWE王者ジョン・シナを破って新王者となるなど一時代を築いた。

 なお今年の「WWEホール・オブ・フェーム2021」は、昨年式典が中止となったものの殿堂入りが発表されたバティスタ、nWo、ベラ・ツインズ、JBL、デイビーボーイ・スミス、そして日本が世界に誇る獣神サンダー・ライガーを加えて、日本時間4月7日にWWEネットワークで配信される。