【フロリダ州セントピーターズバーグ26日(日本時間27日)発】WWEのスマックダウン(SD)大会で、すったもんだの末、PPV「レッスルマニア37」でのユニバーサル王座戦がトリプルスレッドで行われることが決まった。

 この日のオープニングでまずダニエル・ブライアン(39)が登場。WWEユニバーサル王者ローマン・レインズ(35)のベルトに挑戦した21日のPPV「ファストレーン」を振り返り「みんな見ただろ。レインズがついにタップアウトしたぞ! 俺が王者のはずなんだが、エッジがパイプイスで襲いやがった」と話した。21日は確かに混戦の終盤、ブライアンがイエスロックで王者からタップを奪ったように見えたが、代理レフェリーのロイヤルランブル覇者エッジ(47)から認められず、それどころかイスでメッタ打ちされた。ブライアンはそれを指摘すると「今日再戦させろ! それまで俺はリングを下りないぞ」と王座戦を要求した。

 そこへ現れたWWEオフィシャルのアダム・ピアースから説得されると、今度は「レッスルマニア1日目にレインズとエッジの王座戦。2日目にその勝者と俺の王座戦でどうだ?」と新たな提案。らちが明かない状況にエッジが「俺の夢を奪う気なのか? 2度も王座戦で負けたお前は祭典で戦うに値しない」と批判してブライアンをスピアーで沈めた。

 結論が出ないまま迎えたエンディングでは、王者レインズ、エッジ、ブライアンの3人がリングで対峙。そこでピアースからレッスルマニアのユニバーサル王座戦をトリプルスレッドに変更すると発表された。すると途端にブライアンがエッジに襲い掛かって3人が入り乱れ乱闘が発生。最後はエッジがパイプイスでレインズとブライアン、さらに止めに入ったスタッフにも暴行を加えた。

 PPV「レッスルマニア37」は日本時間4月11、12日にWWEネットワークで配信され、ユニバーサル王座トリプルスレッド戦は日本時間4月12日に行われる。