【フロリダ州セントピーターズバーグ8日(日本時間9日)発】WWEのロウ大会が配信され、レジェンドキラーで〝毒蛇〟ことランディ・オートン(40)が、AJスタイルズ(43)とのシングル戦に臨むも、またまた黒い小悪魔アレクサ・ブリス(29)が降臨。毒蛇は試合中に黒い液体を吐いて倒れ、3カウントを奪われた。

 AJがバックステージのインタビューで「オートンはアレクサ・ブリスのブードゥー・マジックに完全に参っているんだ」と笑いながら語っていると毒蛇が登場。「俺が立たされている状況がそんなにおかしいか?」と詰め寄り、メインでのシングル戦が緊急決定した。

 AJはいつものように221センチの超巨漢用心棒・オモス(26)を帯同して登場。2週連続で黒い液体を吐いて倒れたオートンは、小悪魔の呪いから逃れるように真剣にAJと対峙すると、実況席上へのバックドロップで先制した。

 しかし策士AJも場外へのフェノメナール・フォアアームや延髄斬りでペースを譲らず、カーフクラッシャーで動きを止めた。耐えた毒蛇はエレベーテッドDDTからトドメのRKOを狙う。

 その直後だ。場内が暗転するとタイタントロン(大型ビジョン)に小悪魔が登場。不気味な笑い声を上げてオルゴールを鳴らすとマッチで火をつけた。するとコーナー四方から巨大な炎が立ち上がり、またもや毒蛇は口から黒い液体を吐いて倒れ込む。すかさずAJがフェノメナール弾を決めて3カウントを奪った。

 マットに這いつくばって黒い液体を吐くオートンの姿を見て、タイタントロンの小悪魔は笑い声を上げるのみ。ご本尊の“ザ・フィーンド(悪魔)”ブレイ・ワイアット(33)が降臨する前から、もはや毒蛇に逃げ道はなくなった。