【フロリダ州セントピーターズバーグ5日(日本時間6日)発】WWEのスマックダウン(SD)大会が行われ、〝イエス男〟ダニエル・ブライアン(39)がジェイ・ウーソ(35)との金網戦に勝利し、PPV「ファストレーン」でローマン・レインズ(35)が保持するユニバーサル王座挑戦権を獲得した。

 オープニングに登場したブライアンは「エッジがレッスルマニア(WM)サインを指さした時、俺は失敗したと感じた。自分を後回しにして大志がなかったが、俺はこのビジネスを愛しているし、WMのメイン戦で戦いたいという自分の気持ちに気づいたんだ」と自身の心境変化を伝える。さらに「今日、ジェイとの金網戦に勝利してレインズに挑む。それがWMへの唯一の道で最後のチャンスなんだ」と先週リングアウト裁定となったジェイとの再戦に意気込んだ。

 するとそこへ王者レインズ(withジェイ&ポール・ヘイマン)が現れて「お前は噛ませ犬でこのビジネスが必要なだけだ」と侮辱すると、ブライアンは挑発してきたジェイを場外へ投げ飛ばした。

 ここでレインズに「負ければ一族の恥だ」とプレッシャーをかけられたジェイから金網に叩きつけられるも、ミサイルキックやアームブリーカーで反撃。中盤ではジェイのスーパーキックからのフロッグスプラッシュを食らうなど一進一退の攻防を展開したが、最後はスーパープレックスからのイエスロックでジェイを仕留めてタップ勝ち。王者レインズの目前で王座挑戦権を獲得したブライアンは金網トップで指を突き上げながら「イエス」を連呼した。

 レインズ対ブライアンのユニバーサル王座戦が行われるPPV「ファストレーン」は日本時間22日にWWEネットワークで配信される。