【フロリダ州セントピーターズバーグ21日(日本時間22日)発】WWEのPPV大会「エリミネーション・チェンバー(EC)」が配信され、WWE女子タッグ王者のナイア・ジャックス(36)、シェイナ・ベイズラー(40)組は、スマックダウン(SD)女子王者のサーシャ・バンクス(29)と1月31日「ロイヤルランブル(RR)」女子RR戦覇者のビアンカ・ブレア(30)のSD最強軍を退けて防衛に成功した。

 前日配信のSD大会6人タッグ戦でナイアがフォール負けを喫したため、緊急決定した王座戦。開始からサーシャ組は軽快な連携でナイアを翻弄する。特に女子RR戦を制したばかりのビアンカは絶好調。シェイナの打撃を鮮やかなフットワークでかわした。

 しかし王者組も場外でSD女子王者を痛めつけるや、シェイナが非情かつ難解な関節技を決め続ける。ビアンカもナイアのチョークスラムで大ピンチを迎えた。それでもサーシャは最上段からナイアにメテオラを決めて逆転。そのままバンク・ステートメントを決めた。

 しかし、ここでサーシャ軍の厄介者で男子マネジャーのレジナルドが勝利のワインボトルを持って登場。サーシャが「まだ早いわ!」と怒るや、背後からナイアがサモアンドロップを決めて3カウントを奪取。SD最強コンビは、厄介者の余計なお世話で惜しい星を逃した。