【フロリダ州セントピーターズバーグ1日(日本時間2日)発】WWEのロウ大会が配信され、前夜の「ロイヤルランブル(RR)」30人参加の男子RR戦を11年ぶりに制した〝R指定の男〟エッジ(47)が、天敵の〝毒蛇〟ことランディ・オートン(40)と約7か月ぶりに激突。まさかのハプニングの後、エッジが3カウントを奪った。

 大会オープニングにも登場したエッジは、祭典「レッスルマニア37」(4月10、11日)でのWWE王者ドリュー・マッキンタイア(35)への挑戦も示唆。毒蛇とは長期欠場の原因となった昨年6月の「バックラッシュ」以来の対決だけに、全身に闘志をみなぎらせてリングインした。

 前夜に58分超の激闘を戦い抜いたばかりのエッジは、いきなりボディーアタックからマウントパンチの連打。必殺の肩固めからエッジキューション(変型DDT)を決める。しかし毒蛇もカウンターの雪崩落としで反撃。場外ではエッジの古傷、左肩を徹底的に攻め抜いて流れを変えた。

 しかしエッジはコーナー最上段からダイビングラリアート。ダブルダウンの状態から毒蛇がRKOを狙うも、エッジは変型リバースDDTで返して場外へ突き落とした。ここで毒蛇は目つぶしから実況席上へスープレックスを放つ。

 リングに戻るやエレベーテッドDDTからトドメのRKOを狙うも、その瞬間、場内に不気味なチャイムの音が鳴り響く。気がつけば闇の中、コーナー上に小悪魔アレクサ・ブリス(29)が口から黒い液体を流しながら座っている…。

 ぼうぜんとするオートン。すぐさまエッジがスピアーを叩き込み、3カウントを奪った。もはや神出鬼没の無敵状態というか不可侵的な存在となったアレクサ。果たして〝ご本尊〟のワイアットはいつ降臨して、毒蛇とエッジの抗争にどうからむのか。誰にも予想がつかない展開となってきた。