米WWE・NXT大会が配信され、第1回女子タッグトーナメント「ダスティ・ローズ・タッグチーム・クラシック」1回戦に、〝暗黒の逸女〟こと紫雷イオ(30)が乱入。最大のライバル、トニー・ストーム(25)、メルセデス・マルティネス(40)組を敗戦に追い込んだ。

 参加8チームがステージに集結し、参加殿堂入りも果たした名選手ベス・フェニックス(40)の開会宣言で試合はスタート。ケイシー・カタンザーロ(32)ケイデン・カーター(32)組と激突した優勝候補のストーム組は、序盤からキャリア3年のケイシーに的を絞って試合を支配する。カーターが反撃すると、ストームは張り手からジャーマン、逆片エビ固めで締め上げた。

 ここでまさかのハプニングが起きる。何とイオが乱入。マルティネスを本部席に叩きつけて戦闘不能に追い込んだのだ。孤立したストームをカーターが変型ドライバーで叩きつけると、ケイシーが難易度Eのコークスクリュースプラッシュ弾を浴びせて3カウント。伏兵に敗れたストームはぼう然とするのみ。その時、イオはもう姿を消していた。

 イオは昨年12月25日配信大会でマルティネスの襲撃を受けて完全失神の醜態をさらした。今回のトーナメントにはエントリーしていないものの、遺恨深いマルティネスと最大のライバル・ストームの優勝を妨害しようと考えたのも納得がいく。

 荒れ狂ったストーム組は、試合後にイオとバックステージで大乱闘を展開してさらに遺恨を深めた。さらにイオは大会後に自身のツイッターで「戻ってきたぞ!」と投稿。両者との王座戦での決着は必至となってきた。