【フロリダ州セントピーターズバーグ18日(日本時間19日)発】WWEのロウ大会が配信され、〝女帝〟ことロウ女子&WWE女子タッグ王者のアスカ(39=華名)が、小悪魔ことアレクサ・ブリス(29)の魔術にはまり、まさかの3カウントを奪われた。

 メインで小悪魔とのシングル戦が決まっていたアスカは、まず第3試合後にアレクサのコーナーにゲスト登場。小悪魔はリング内にブランコを2台設置してアスカを待つ。先週大会でアレクサは〝毒蛇〟ことランディ・オートン(40)にまさかの火炎放射を放っているだけに、警戒心満々の女帝は、距離を保ちつつ小悪魔を称賛し続けた。

 すると小悪魔は「ロイヤルランブル(RR)」(31日)の30人参加女子RR戦出場を発表。女帝は「それはグッド! グッド!」と自分の王座に挑戦表明されなかったことを幸いとばかりにRR戦出場を後押しした。

 しかし〝ザ・フィーンド(悪魔)〟ことブレイ・ワイアット(33)の話になると、小悪魔の表情が一変。昨年12月20日「TLC」でオートンに〝焼殺〟されて以来、姿を消していた悪魔について「彼がいなくて寂しいわ…」と揺れるブランコを見つめてつぶやく。

 ここでアスカは「魂はウチらのボディーにおるねんから。彼は大丈夫や!」と元気づけるや逆にアレクサは「彼のことは口にしないで!」と狂気の表情を浮かべる。迫力と異様な空間に圧倒された女帝は、面倒な異空間にかかわるのはゴメンとばかり、ベルトを肩にそーっとリングを下りた。

 そしてメインでは不気味な笑顔を浮かべて小悪魔が登場。腹をくくったアスカはタックルから裏拳、ニーストライク、閃光魔術弾を決める。しかし場外へのスライディングキックを放った後に場内が暗転。再度、照明がつくと黒いコスチュームに転じた小悪魔が立っていた。

 動揺するアスカは裏拳、ハイキックを放つも、小悪魔はワイアットが乗り移ったように全部かわしてマンディブルクロー。これは何とか回避するも小悪魔は黒の口紅をさすりながら、シスター・アビゲイル一撃。アスカはまさかの3カウントを奪われてしまった。次の瞬間、画面がフラッシュバックするとアレクサは元のピンクのTシャツ姿に戻り、ワイアットの声で「レット・ミー・イン」とつぶやき、大会は悪夢の終了となった。

 アレクサは毒蛇に続いて女帝まで巻き込み、WWEを大混乱に陥れた。

「ロイヤルランブル」は日本時間2月1日、WWEネットワークで配信される。