WWEは23日(日本時間24日)、「WWE版プロレス大賞」ともいえる年間表彰の「スラミー賞」を発表し、最高峰のスーパースター・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)と年間最優秀男子選手賞には、WWE王者のドリュー・マッキンタイア(35)が選ばれた。今年は主要5部門が、WWEユニバース(ファン)による一般投票で決定した。

 マッキンタイアは4月の「レッスルマニア36」で、ブロック・レスナー(43)から王座を奪取。以降、一度は〝毒蛇〟ランディ・オートン(40)に王座を奪われるも、難敵を退け続け、年間を通じてフル回転の大活躍を見せた。

 年間最優秀女子選手賞にはスマックダウン(SD)女子王者のサーシャ・バンクス(28)、年間最優秀タッグ賞にはSDタッグ王者組のストリート・プロフィッツ(アンジェロ・ドーキンス=30、モンテス・フォード=30)が選ばれた。

 もうひとつの最高峰である「マッチ・オブ・ザ・イヤー」(年間最高試合賞)には、4月の「レッスルマニア36」で行われた〝怪人〟ジ・アンダーテイカーとAJスタイルズ(43)のボーンヤードマッチ(墓場マッチ)が選ばれた。結果的には怪人のラストマッチとなったが、前代未聞かつ空前絶後の戦いは、まさに同賞にふさわしい歴史的名勝負だった。

 また、年間最優秀選手賞など複数部門にノミネートされていたロウ女子王者&WWE女子タッグ王者の〝女帝〟ことアスカ(39)は惜しくも受賞を逃した。セザーロ(39)との元SDタッグ王者コンビで年間最優秀タッグ賞の候補に入っていた〝黒いロックスター〟こと中邑真輔(40)も、残念ながら無冠に終わった。