【フロリダ州セントピーターズバーグ20日(日本時間21日)】WWE年内最後のPPV大会「TLC」が開催され、〝トライバルチーフ〟ことWWEユニバーサル王者のローマン・レインズ(35)とケビン・オーエンズ(36)の遺恨決着TLC戦は、レインズが執念の勝利を決め、王座防衛に成功した。

 開始からオーエンズが徹底したラフファイトで先制。しかし王者の従兄弟ジェイ・ウーソ(35)が何度も試合に介入する。何とか天井のベルトを奪いにかかるがレインズがスーパーマンパンチで阻止。イラ立つオーエンズは、ジェイを実況席上にパワーボムで叩きつけ排除した。

 ここからはラダー上で王者と挑戦の競り合いとなる。強引に敵を落としたレインズは、ラダー上にパワーボム。机上チョークスラム、机上サモアンドロップでKO寸前に追い込む。王者はラダーを上ってベルトに手をかけるも、死に体の挑戦者が足を引っ張って離さない。

 レインズはうんざりした表情で机を背にスピアー。しかし追撃の一打はバリケードに誤爆する。それでもレインズは執念でスーパーマンパンチを決める。再度ラダー上が戦場となるや、王者は地上4メートルの高さで必殺のギロチンチョーク。挑戦者を絞め落としてラダーから転落させると、そのままベルトを手中にして王座を死守した。