【フロリダ州セントピーターズバーグ11日(日本時間12日)発】WWEのスマックダウン大会で、中邑真輔(40)、セザーロ(39)組がオーティス&チャド・ゲイブルとのタッグ戦で快勝した。

 序盤、オーティス&ゲイブルが小刻みなタッチワークでセザーロを翻弄。それでもセザーロはアッパーカットで流れを変えると、交代した中邑が蹴りの連打からバイブレーションで攻め込んだ。

 その後は再びセザーロがピンチに。オーティスのパワーに押されラリアートやスプラッシュの餌食となる。しかし、オーティスがトドメを刺すチャンスをゲイブルに譲った瞬間だった。逆にセザーロがジャイアントスイングでゲイブルを振り回し、最後は中邑が必殺のキンシャサ・ニー・ストライク(ボマイェ)を叩き込んで3カウントを奪取した。

 中邑は試合後「オリンピアンをリスペクトするが、俺たちはアマチュアのような戦いはしない」とプロ意識をのぞかせれば、セザーロは「俺たちはきっちり仕事をしたまでだ」と豪語。10月にSDタッグ王座から陥落した中邑組だが、王座戦線への復帰も見えてきそうだ。