【フロリダ州オーランド4日(日本時間5日)発】WWEスマックダウン大会が配信され〝黒いロックスター〟こと中邑真輔(40)が、2日(日本時間3日)に死去したパット・パターソンさんの追悼試合に出場した。

 パターソンさんはWWE初代インターコンチネンタル王者で「ロイヤルランブル戦」の考案者として知られる。日本プロレス、新日本プロレスでも来日経験があり日本とも縁が深かった。引退後はWWEの裏方としてプロデューサーやクリエーティブ・コンサルタントを務めた。この日のオープニングでは追悼10カウントが鳴らされ、スーパースターたちが黙とうを捧げた。

 そんな名レスラーの追悼試合で中邑はサミ・ゼイン(36)、ドルフ・ジグラー(40)と組みダニエル・ブライアン(39)、レイ・ミステリオ(45)、ビッグE(34)組と6人タッグ戦で激突した。エルボー、ショルダータックルでミステリオを攻め込めば、ビッグEにはスピンキックを放って存在感を発揮した。

 さらにビッグEに対してライダーキックを放ったが、ミステリオのセントーンを浴びて失速してしまう。最後はブライアンのイエスロックで追い込まれたゼインが丸め込まれて3カウントを奪われ敗戦を喫した。

 また試合後のリングではブライアンがパターソンさんの得意技だったアトミックドロップをジグラーに発射。これに呼応したミステリオが619、ビッグEがビッグ・エンディング(変型カッター)を叩き込んだ。