配信されたWWE・NXT大会で元新日本プロレスのKUSHIDA(37)がティモシー・サッチャー(37)に快勝。悲願のNXT王座奪取へ前進した。
 
 この一戦は元NXT王者のトマソ・チャンパ(35)がリングサイドで観戦。KUSHIDAは元王者の熱視線に応じるように開始からダッシュ。スタンドから左腕を決めてマサヒロ・タナカ(右ストレート)を打ち込むと、一気に必殺のホバーボードロックに移行。ここはエスケープされて逆にアンクルホールドを決められる。

 それでもハイレベルのグラウンド戦を制した後に、場外の元王者の目前でジャンピングアームブリーカー。リングに戻るとこの日、2度目のホバーボードロックを決めてタップを奪った。

「助走期間が長かったけどテークオフした」と王座奪取を堂々宣言してから、約1か月間は負けなし。ベルベティーン・ドリーム(25)、チャンパ、キャメロン・グライムス(27)、アルトゥーロ・ルアス(39)に続いてサッチャーを撃破した。
 
 KUSHIDAは自身のツイッターには「サッチャーはタフだったが、連勝をキープすることができた。もう一度言わせてくれ! 僕には戦いたい相手がいるんだ」と意中の対戦相手がいることを明かした。

 標的とする同じ元新日本プロレスのNXT王者フィン・ベイラー(39=プリンス・デヴィット)も、アゴを骨折しながら先週大会でマットに立って現状を報告したばかり。悲願のNXT王座奪取の瞬間は、もうそこまで近づいている。