【フロリダ州オーランド23日(日本時間24日)発】WWEのロウ大会が配信され〝小悪魔〟ことアレクサ・ブリス(29)が、かつての盟友ニッキー・クロス(31)との決別マッチで冷酷な勝利を決めた。

 ニッキーは〝ザ・フィーンド(悪魔)〟ことブレイ・ワイアット(33)に洗脳されたアレクサを熱心に説得し続けていたが、小悪魔はことごとく拒否。この日の決別マッチに至った。試合前にはワイアットのコーナー「ファイアフライ・ファンハウス」に登場したアレクサは、悪魔から耳打ちされると、友情の大切さを説くカエルのキャラクターをハンマーで叩き殺す残虐行為を働いた。

 可愛いミニスカート姿でリングインした小悪魔だが、笑顔の裏には狂気が垣間見える。真剣に勝負を挑むニッキーを小馬鹿にするような態度を続け、ストンピングとパンチの嵐を浴びても不気味な笑みは消えない。

 ところが5分過ぎには急に泣き出して「アイムソーリー…」と洗脳が解けたかのようにニッキーに抱きつくが、これはワナだった。そのまま飛びつきDDT一撃で3カウント。ぼう然とする元相棒をリングに置き去りにして、小悪魔は笑顔で去った。

 もはや全選手にとって恐怖の存在となった悪魔と小悪魔。次なる被害者は誰なのか――。