【フロリダ州オーランド2日(日本時間3日)発】WWEロウ大会が配信され、WWE女子タッグ王座戦は王者のザ・ロック様こと俳優ドウェイン・ジョンソン(48)のいとこでWWE一の大女ナイア・ジャックス(36)と元NXT女子王者シェイナ・ベイズラー(40)が、ビキニ女王ことマンディ・ローズ(30)、ダナ・ブルック(31)の挑戦を受け、シェイナがキリフダ・クラッチ(裸絞め)でダナを絞殺して、防衛に成功した。

 ナイアは第5試合にも登場して、次回PPV大会「サバイバー・シリーズ」(22日)のロウ対スマックダウン(SD)のブランド対抗5対5イリミネーションマッチに向けて、奇跡のメンバー入りを果たした〝最弱〟ラナ(34)とシングル戦まで行い、サモアンドロップで圧勝した。

 試合後は実況席にもサモアン弾で叩きつける念の入りようで、何とかして本番で足を引っ張るのは確実なラナを負傷に追い込んでメンバーから外そうとしているようだ。男子同様、女子チームロウにも不協和音が生じてしまった。

 またUS王者のボビー・ラシュリー(42)と24/7王者Rトゥルース(48)の王者対決が実現。最初からかなわないと悟ったRトゥルースは自ら横たわって3カウントを促したが、これは策略で下からの顔面キックで攻撃を開始。怒ったラシュリーはスピアーからのフルネルソン固めで絞め落とした。

 ここで大の字となった
Rトゥルースに、ドリュー・グラック(33)が猛ダッシュでリングインしてきてフォール。漁夫の利的3カウントが入り、24/7王座は移動した。

 だが怒ったラシュリーはフルネルソン固めでグラックもKO。大の字の前王者の上に、失神した新王者を放り捨て、屍の山を築いた。謎の忍者軍団を率いる戸澤陽(35)は、さすがに危険だと忍者独特のカンを働かせたのか、最後まで姿はなかった。