【WWE】ユニバーサル戦は王者レインズが従兄弟のジェイに勝利!

2020年10月26日 10時07分

ユニバーサル王者のローマン・レインズはジェイ・ウーソ(右)とのいとこ対決を制した(2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【フロリダ州オーランド25日(日本時間26日)発】WWEのPPV大会「ヘル・イン・ア・セル」で行われたWWEユニバーサル王座戦は王者の〝大型犬〟ことローマン・レインズ(35)が、いとこのジェイ・ウーソ(35)を退けて、防衛に成功した。

 幼少期から名門アノアイ一家の同年代として同じ道を歩んできた者同士の魂の一戦は「アイ・クイット・マッチ」(相手が降参の意を表した時点で決着)として天井付き鉄檻戦で行われた。9月27日「クラッシュ・オブ・チャンピオンズ」では、ジェイが参ったせずに双子の弟でウーソズのジミー(35)がタオルを投入して終了。完全決着ルールを採用しての再戦となった。

 まずレインズがパンチから脳天砕きで先制。ジェイもキックから、跳躍力を生かしたトペ連打で反撃。レインズの背中をしたたか赤い鉄檻に打ちつけた。しかし王者はカウンターのスピアーでペースを奪い返すや、追撃のスピアーでダウンを奪う。

 だがジェイはトドメのスピアーをカウンターのスーパーキックで防ぐと、最上段からスプラッシュ弾を連打。試合を五分に戻した。

 ジェイはリング下からストラップを持ち出すとレインズの背中を徹底的に打ちつける。それでも王者は、わずかなスキを逃さずボディーへ強烈なスピアーを突き刺す。レインズは逆にストラップを奪うと、全力でジェイの体を打ちまくった。さらにはジェイの右手首と自分の左手首をストラップでしばりつけ、エルボーを放ち続けた。

 ここでジェイがキックでダウンを奪うと背中からストラップで王者の首を絞め続けた。レインズは失神寸前。ジェイはイスを振りかざすも、レインズはスーパーマンパンチからまさかのフロントネックロック。一気にタップを奪いにかかった。

 何故か悲しそうな表情を浮かべたレインズは「ジェイ、もう終わりにしよう。参ったと言ってくれ」と話しかける。さらにはもはや意識がないジェイの首をエプロンに突き出すと、助走をつけてのドロップキック。スチール製の階段を持ち出すや、鉄柱との間に首を挟んで再度ドロップキックを叩き込んだ。

 レフェリーが何度も意思を確認するが、失神したジェイは口を開くことすらできない。イラ立ったレインズはレフェリーを場外に叩き出してしまう。さらにはジェイの状況を確認するためにリングに入ったスタッフまで蹴散らすと、非情にもジェイの首に階段を打ち下ろそうとする。ここで弟のジミーが泣きながら「もう十分だろう! ストップだ!」とリングに入り込み、試合を制止した。

 従兄弟の懇願にレインズも座り込んで涙を流し始める。一瞬は涙の和解を果たしてガッチリ握手したレインズとジミーだったが、何と冷酷な王者は試合に関係ないジミーまでフロントネックロックで絞め上げる。横で倒れていたジェイが、慌てて腕を差し入れてクラッチをほどこうとするが、レインズのロックは強固だ。

 弟が逆に絞め上げられる光景に耐えきれなくなったジェイは「降参だ!」と叫び、レインズに腕をほどかせた。無表情で立ち上がったレインズはベルトを手にゆっくりとステージへ。父であるシカ・アノアイ(75)とその兄アファ・アノアイ(77)のオリジナル・ワイルド・サモアンズから祝福を受けた。

 名門アノアイ一家の血を分けたいとこ対決は、冷酷に徹したレインズが制して〝一族の長(チーフ)〟の座に立った。

 また5月の交通事故で病院送りにされたアライアス(32)と、犯人として一時逮捕されたジェフ・ハーディー(43)の遺恨決着戦が行われるも、アライアスのギターを奪ってギターショットを見舞ったジェフが、反則負けとなった。