
【フロリダ州オーランド19日(日本時間20日)発】WWEのロウ大会が配信され、〝女帝〟ことロウ女子王者のアスカ(39)は非実力派のラナ(35)をアスカロックで一蹴。王座防衛を果たした。
先週大会の挑戦者決定バトルロイヤル戦で姑息に生き残ったラナは、予想以上に奮戦。ロープワークからアームドラッグで女帝を投げ捨てる。アスカロックもロープにエスケープすると、非力ながら小刻みなキックで攻め込んだ。しかし女帝は丸め込みを2度目のアスカロックで切り返すや、アッサリとタップを奪って圧勝した。
すると終了のゴングと同時にWWE女子タッグ王者で、ザ・ロック様こと俳優ドウェイン・ジョンソン(48)のいとこでWWE一の大女ナイア・ジャックス(36)と、元NXT女子王者のシェイナ・ベイズラー(40)が背後からアスカを急襲した。
ナイアはすでにグロッギー状態のラナを実況席上にサモアンドロップで叩きつける。シェイナはリング上で王者にサイドバスターを仕掛けるも、アスカは耐えきってヒップアタックで場外に突き落とし、ベルトを持ってステージ上で勝ち誇った。
リング上に残った王者組はベルトを誇示しつつ「ご覧の通り、私たちがWWE女子部門で最強の存在よ!」(ナイア)」「チームワークに問題はない。スマックダウン(SD)から来た連中は挑んでくる度胸がある?」(シェイナ)と豪語した。
するとSDから移籍したビキニ女王ことマンディ・ローズ(30)、ダナ・ブルック(31)組を筆頭に、レイシー・エバンス(30)、ペイトン・ロイス(27)組、ライオット・スクワッド(ルビー・ライオット=29、リブ・モーガン=26)らが続々とリングイン。4WAY戦が緊急開催された。
試合は大混戦となりライオット軍が奮闘するも、最後はナイアがロウ女子王座経験を持つレイシーをサモアンドロップでKOして、王者の貫禄を見せつけた。
アスカの防衛戦直後に襲撃を仕掛けたのはナイアとシェイナのロウ女子王座挑戦表明にほかならないだろう。次回PPV大会「ヘル・イン・ア・セル」(25日)ではアスカ、ナイア、シェイナ組の防衛戦は未定のまま。この日の4WAY戦の大混乱を見る限り、誰が挑戦してきても不思議ではない。女帝の過酷な防衛ロードはまだまだ続きそうだ。
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