【WWE】レジェンド勢が総集結してオートンにリベンジ マッキンタイアが救急車マッチでWWE王座防衛

2020年09月28日 12時23分

マッキンタイアはレジェンド勢の援護を受けてオートン(左)にクレイモアを決め、救急車マッチに勝利(©2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【フロリダ州オーランド27日(日本時間28日)発】WWEのPPV大会「クラッシュ・オブ・チャンピオンズ」で行われたWWE選手権・アンビュラスマッチ(救急車マッチ)は、まさかの展開の末、王者ドリュー・マッキンタイア(35)がレジェンドキラーで〝毒蛇〟ことランディ・オートン(40)を病院送りにして王座防衛に成功した。

 開始からお互いが長い脚を利用したキック合戦となる。まずオートンがエレベーテッドDDTで先手を取ると、すぐさま必殺のキック・トゥ・ザ・スカル(パントキック)の態勢に入る。

 その時だ、リングサイドからオートンの右足をつかむ巨大な姿が…。7月に毒蛇にパントキックで病院送りにされたビッグ・ショー(48)だ。大巨人は毒蛇を抱え上げると実況席の上に強烈なチョークスラム。無言で姿を消した。

 流れが変わった。王者は救急車のイスでオートンをメッタ打ちに。しかし毒蛇はイスを奪い返して反撃し、戦場を救急車内に移す。さらには運転席のドアに王者を挟もうとするが、マッキンタイアはグラスゴー・キス(顔面への頭突き)でこのピンチを回避。クレイモア(ランニング式シングルドロップキック)を放つと、避けられたものの運転席のドアが吹き飛ぶほどの衝撃だった。

 戦場がバックステージに移動すると、お互いが壁やドアに体をぶつけ合う。ケータリングルームに場所が移るや、何と今度は、6月にオートンに葬られたレジェンド・クリスチャン(46)が登場した。毒蛇に病院送りにされたクリスチャンは顔面へパンチの嵐を見舞い、恨みを倍返しにした。

 やはり先人の恨みは買うものではない。レジェンド勢の後押しを受けたマッキンタイアは、再び救急車上に戻りフロントガラスに敵を叩きつける。車体上での壮絶な殴り合いの末、王者は転落。毒蛇は不気味な笑みを浮かべ、車体からのダイブを狙った。すると背後には8月にオートンにパントキックを受けて病院送りにされた〝HBK〟ことショーン・マイケルズ(55)が立っていたからビックリだ。

 マイケルズは必殺のスイート・チン・ミュージックをアゴに決めると、毒蛇の胸を突いて高い車上から奈落の底へ突き落した。両者ダウンの状態から、オートンは最後の力を絞ってRKO。救急車に王者を放り込んで試合終了を狙うも、マッキンタイアは鬼の形相で扉をこじ開ける。救急車から抜け出すとクレイモア一撃。さらには首を車から突き出させておいて、おきて破りの逆パントキック。オートンが完全失神したのを確認すると、王者は救急車の扉を閉める。ここで試合終了のゴングが鳴らされ、王者は最大の難敵を退けて防衛に成功した。

 救急車が動きだすと、運転手は何と8月にパントキックで毒蛇にKOされた〝狂乱の貴公子〟ことリック・フレアー(71)。サイレンの音と同時にフレアーは「Woooo!」と得意の雄たけびを上げ、救急車はゆっくりと場内から消えた。

 オートンに恨みを持つレジェンド勢の全員集合に手助けされたとはいえ、底力を発揮したマッキンタイアの勝負度胸も見事だった。誰からも嫌われるレジェンドキラーを撃破したマッキンタイアは、万人に愛される名王者への道を歩みそうだ。