【WWE】ベイリーを高難度〝キリフダ〟絞め!シェイナ&ナイアが女子タッグ王座戦制し新王者に

2020年08月31日 13時09分

ナイア・ジャックスとシェイナ・ベイズラー(中)の強力コンビがWWE女子タッグ王座を奪取した(©2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【フロリダ州オーランド30日(日本時間31日)発】WWEのPPV大会「ペイバック」で行われたWWE女子タッグ王座戦は、王者組のスマックダウン(SD)女子王者ベイリー(31)、〝ザ・ボス〟ことサーシャ・バンクス(28)組が、ザ・ロック様こと超人気俳優ドウェイン・ジョンソン(48)のいとこでWWE一の大女ナイア・ジャックス(36)、元NXT女子王者で〝スペードの女王〟ことシェイナ・ベイズラー(40)組と激突。シェイナが必殺のキリフダ・クラッチ(裸絞め)でベイリーからタップを奪い、新王者となった。

〝女帝〟ことアスカ(38=華名)のライバルである王者組は、先週の「サマースラム(SS)」でアスカとシングル王座防衛戦を1日で連続敢行。SD女子王者ベイリーはセコンドのサーシャを巧みに使って辛勝したが、ロウ女子王座戦で同じ手は通じず、サーシャはアスカに王座を奪われた。試合後には2人の間に不穏なムードも漂い、その後の動向が注目されていた。

 しかし挑戦者組も実力では卓越した存在とあって、お互いが「私がリーダー」と主導権を絶対に譲り合わず、異様な緊張感を漂わせたままリングインした。開始から危険なムードに包まれる中、挑戦者組はまずシェイナが鋭い蹴りの連打、背負い投げからサーシャの指を踏みつける残虐攻撃に出る。しかしベイリーが、シェイナを大女に誤爆させてペースを奪い返すと、王者組は小刻みなタッチを繰り返して元NXT女子王者を自軍コーナーにクギ付けにする。

 さらにはエプロンから場外に飛び込んだサーシャをナイアがキャッチ。パワーボムの要領で場外バリケードに何度も叩きつける。183センチ109キロの巨体から繰り出すパワーはやはり規格外だ。慌てたベイリーがラフファイトで反撃に出るも、ナイアはサーシャを抱えてベイリーの上にサモアンドロップで落とす。10分過ぎからは王者組に敗戦ムードが漂い始めた。

 代わったシェイナはサーシャをサイドバスターで投げ捨て、ナイアはコーナーで2人を押し込んでまとめて豪快に圧殺。王者組もダイビングニ―、フロッグスプラッシュとダブルの空中技を見舞うも、ナイアはカウント1でアッサリ返す。

 ここでシェイナがサーシャにリバースインディアンデスロックを決めながら、ベイリーをキリフダ・クラッチで絞め上げる難易度Eの複合技を決める。SD女子王者はたまらずタップして、王座は交代となった。

 リング上のインタビューでナイアは巨体を揺すって歓喜を表現。ベルトを掲げると、泣き顔のベイリーとサーシャを見下した。懸念された空中分解もなくタッチワークもスムーズだったため、他の挑戦者陣には何とも厄介な王者コンビが誕生してしまった。

 この日は姿を見せなかったものの、注目はこの戦いの場にアスカが加わるかどうかだ。〝海賊姫〟カイリ・セイン(31=宝城カイリ)とのカブキ・ウォリアーズで、昨年10月から4月まで王座を保持したが、カイリは今月に米国を離れ、現在はパートナーがいない状態。ロウ女子王座防衛に専念するのか、あるいは新たなパートナーを探して、再びタッグ戦線に舞い戻るのか。新王者組はいずれもアスカと遺恨が深いだけに、女帝の動向に注目が集まる。

 また第1試合では復縁した元ネオパンク女子集団ライオット・スクワッドのルビー・ライオット(29)、リブ・モーガン(26)組がアイコニックス(ビリー・ケイ、ペイトン・ロイス)を一蹴。女子タッグ王座戦線に浮上してきた。