【WWE】カリオン・クロスがキース・リーを撃破して新NXT王者に

2020年08月23日 13時31分

カリオン(右)はキース・リーを締め上げ新王者に(C)WWE、Inc.ALL Rights Reserved

【フロリダ州オーランド22日(日本時間23日)発】WWE・NXTの「NXTテイクオーバーXXX」が行われ、メインのNXT王座戦はカリオン・クロス(35)が王者のキース・リー(35)を撃破して新王者となった。

 先週大会では、クロスの悪女マネジャー・スカーレット(29)の策略により、調印式から飛び出した巨大な炎でリーの両目が焼かれる大惨事が起きた。戦前は執拗に王者に精神的揺さぶりをかけた挑戦者だが、この日は不気味なほど静かさを保って入場した。

 開始から王者が苦しんだ。怪奇派と見えて実はオーソドックスな実力を持つ挑戦者が、細かい攻めで巨漢王者の動きを止める。指を決めての腕固め、ポイントを散らしてのキックから再び左腕へ逆十字…まるで「昭和のプロレス」を徹底するような理詰めな攻撃だ。

 しかし王者は逆十字を強引に持ち上げてパワーボム。右ストレート連打でダウンを奪うと、豪快なアバランシュホールドで挑戦者の動きを止めた。

 それでもクロスはロープに走るや、長い手足を利したラリアート。逆に王者は横殴りのラリアートで両者ダウンとなる。

 こうなるともはや持久戦だ。クロスはルー・テーズ式のバックドロップで投げ捨てると、必殺のクロス・ジャケット(裸絞め)に捕らえる。レフェリーが試合を止めようとするも、王者の指先はかすかに動いていた。半失神状態のまま王者は何とかロープエスケープに成功した。

 もはや闘争本能しかない王者は頭突きを一撃見舞うと、必殺のスピリットボム。仕上げを狙ってコーナーに上がるが、挑戦者の目はまだ生きていた。王者の大きな背中を追ってコーナーに駆け上がると雪崩式バックドロップ一撃。王者の後頭部が大きくリバウンドして3カウントが入った。

 クロスはマネジャーのスカーレットと無言で戴冠を祝福。サイズと技術はズバ抜けており、史上初めてNXT王座とNXT北米王座の2冠王となったリーを撃破したことで、長期政権の可能性も十分出てきた。

 またNXT北米王者決定ラダー戦(5選手参加)はダミアン・プリースト(38)が制して新王者となった。ダミアン、ベルベティーン・ドリーム(24)、キャメロン・グライムス(26)、ブロンソン・リード(31)、ジョニー・ガルガノ(33)の5選手が激突。ダミアンが混戦を抜け出してラダーを上るも、ドリームの妨害に遭い、ガルガノのスーパーキックを浴びて場外へ転落する。

 無人となったリングでキャメロンがラダーを立てると、何とガルガノの婚約者キャンディス・レラエ(34)が乱入。大暴れを見せてキャメロンを妨害し、試合をメチャクチャにしてしまう。最終的には5本のラダーがリング内外に乱立する大混戦の末、ラダー上でガルガノとベルトの奪い合いを制したダミアンが新王者となった。

 NXTタッグ王座挑戦者決定3WAY戦はファンダンゴ(39)、タイラー・ブリーズ(32)組が勝利。王者インペリウム(ファビアン・アイクナー、マーセル・バーセル)への挑戦を決めた