【WWE】妹分を救出しに行ったばっかりに… アスカがサーシャにリングアウト負け ロウ女子王座奪還はならず

2020年07月28日 12時05分

サーシャ(右)を攻め上げたアスカだったが…(©2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【フロリダ州オーランド27日(日本時間28日)発】WWEのロウ大会が行われ〝女帝〟こと前ロウ女子王者のアスカ(38=華名)が、〝ザ・ボス〟ことサーシャ・バンクス(28)との王座決定戦でリングアウト負け。またしても敵軍の謀略に陥れられて王座奪還に失敗した。

 アスカは19日「エクストリーム・ルールズ:ザ・ホラーショー」で、WWE女子タッグ王者のサーシャに疑惑の3カウントを奪われて王座を失った。サーシャとタッグ王座を保持するスマックダウン(SD)女子王者の2冠王ベイリー(31)の謀略によるものだったが、ロウを統括するステファニー・マクマホン(43)の裁定によってサーシャの勝利は無効となり、この日の王座決定戦が指令された。

 試合は事前からベイリーの介入とサーシャの反則が禁止されていた。念を入れるように米国マット離脱が確実視されている〝海賊姫〟カイリ・セイン(31=宝城カイリ)が、入場と同時にベイリーを追い払う。何度も敵軍の乱入行為に泣いてきた女帝だが、これで一騎打ち状態は整ったかに思えた。

 アスカは開始からドロップキック、ヒップアタック、閃光魔術弾で攻め込む。フォアアームはアームバーで捕獲し、そのまま逆十字固めに移行。しかしサーシャも得意のバックスタバーで反撃。あらゆる角度からの逆エビで女帝の左ヒザに狙いを定めた。

 さらにはレフェリーの死角をついてベルトを持ち出してアスカに手渡すや「ベルトでアスカに殴られた。反則よ!」とアピール。女帝はこのトリッキーな動きを、ハイキックで一撃で封じ込んだ。それでも地力のあるサーシャは、試合を立て直して再び左ヒザに集中砲火を浴びせる。アスカのダメージは蓄積していった。

 12分過ぎ、女帝は最上段からのダブルニーを剣山で迎撃するや張り手、ジャーマン、ヒップアタックで反撃。逆にサーシャは必殺のバンク・ステートメントで絞め上げる。アスカはそのまま場外に逃げるも、実況席上に左ヒザをしたたか打ちつけられてしまった。

 直後に再びバンク・ステートメント。アスカは強引に脱出すると三角式ドロップキックからジャーマン。ところがここまさかの展開が訪れる。バックステージでカイリがベイリーに痛めつけられる様子がビジョンで映し出されたのだ。海賊姫が「アスカ~!」と助けを求めると、かわいい妹分のため、女帝は勝負を忘れてリングを飛び出し、救出に向かってしまった。

 サーシャはひそかに「してやったり」の表情を浮かべる。もちろんレフェリーは場外カウントを開始。カイリの救出に成功したものの、10カウントが数えられてアスカはリングアウト負けを喫してしまった。すぐさまバックステージからベイリーが駆けつけてサーシャを祝福。女帝の動揺を誘ってリングアウト勝ちを狙った作戦であることは明白だった。

 試合後、大はしゃぎする新王者チームとは対照的に、医務室から出てきたアスカは失意の表情を浮かべ「何や、あいつら。絶対に取返したる! アーッ!」と声にならない叫びを上げた。またしてもサーシャとベイリーの謀略により、象徴であるロウ女子王座の奪還に失敗したアスカだが、王座を諦めるつもりはない。復讐の炎と燃やして女帝の反撃が始まる。